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2015年2月2日(月)

核兵器廃絶 米政権に迫る

ワシントン 「グローバル・ゼロ」が集会

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(写真)「1兆j規模の核兵器保有に反対」と書かれたプラカードを手にシュプレヒコールをあげる参加者ら=1月31日、ワシントン(洞口昇幸撮影)

 【ワシントン=洞口昇幸】核兵器廃絶を掲げる国際的運動体「グローバル・ゼロ」は1月31日、ホワイトハウス近くの広場で集会を開き、参加者らはオバマ政権に核兵器関連予算の削減と、核兵器廃絶に積極的に取り組むことを求める国民的メッセージを送ろうとアピールしました。

 米紙ニューヨーク・タイムズの昨年の報道によると、オバマ政権は核兵器や核関連施設の改良を検討し、今後30年で約1兆ドル(約117兆円)の予算が必要と試算しています。

 参加者らは、通りがかりの人に「ホワイトハウスに送るはがきにメッセージを。1兆ドルの税金は、国民の教育や医療、社会保障に使うべきだ」と呼びかけ。通りがかりの人たちは次々と応じました。

 集会では同運動体の共同創立者のマット・ブラウン氏があいさつしました。オバマ氏が6年前にプラハの演説で「何千もの核兵器の存在は冷戦の最も危険な遺産だ」と述べたことを指摘。オバマ政権下の核兵器の削減数があまりにも少ないと批判し、姿勢を改めるよう求めました。

 大学生で同運動に取り組むブレンナ・ガートンさん(21)は「核兵器の存在や関連予算が莫大(ばくだい)なことに、多くの学生が反対しています。反対の声をさらに大きくしていきたい」と語りました。

 4月27日からニューヨークで開かれる核不拡散条約(NPT)再検討会議までに、グローバル・ゼロは同様のキャンペーンを全米各地で行う予定です。


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