2015年2月13日(金)
農協を強権的に壊すのは許されない
「農協改革」 志位委員長が会見
日本共産党の志位和夫委員長は12日の記者会見で、安倍政権が進めようとしている「農協改革」について問われ、「反対です。都道府県の農協、単位農協から『JA全中はなくしてほしい』という声は一つもおこっていません。誰も望んでいないことを、上から強権的に押し付けようとするのは、本当に許しがたいことです」と述べました。
志位氏はこのなかで、「この間、JA全中のみなさんが、TPP(環太平洋連携協定)反対のたたかいの要になってがんばってきた。(政府は)これが目障りでしかたがない、だから(政府は)つぶすということだと思います。単位農協の機能も、金融部門を奪うという方向で弱めてしまう。農協の機能を中央、単位農協の両面で弱め、奪い、上から強権的に壊してしまう方向です」と指摘しました。
その上で、「農協は戦後、家族経営を支えるうえで大事な役割を果たしてきました。これを上から強権的に壊すやり方です。反対の論陣を張っていきたい」と表明しました。