2015年2月18日(水)
山形県が種もみ代助成
米価下落の農家支援 補正予算提案へ
渡辺県議の質問実る
山形県は2014年産米価下落に対し、生産者の米生産意欲の向上を図ることを目的に、主食用米の種もみ購入代金の一部助成をすることを決め、20日から開かれる県議会2月定例会で、14年度2月補正予算に計上し提案します。
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日本共産党の渡辺ゆり子県議が、1月21日の県議会農林水産常任委員会で米価下落対策について「自治体単位でも独自支援を打ち出している所が出てきている。県としても農家の生産意欲を失わせないため支援をすべきだ」と質問したのに対し、県は「1993年の冷害のときに種もみ購入への助成を県として実施したことがある。他県の状況も見ながら勉強したい」と答えていました。
助成補助対象は14年産米の経営安定対策に加入している個人、法人、集落営農などで、補助額は定額で10アールあたり560円(14年産主食用米の作付実績の種子代金の4分の1相当額)。
渡辺県議は「米価下落で打撃を受けている農家の実態や要望、農林水産常任委員会での提起が、補正予算に反映されたと思います」と話しています。