2015年2月18日(水)
住民無視の強行批判
党国会議員団リニア問題チーム
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日本共産党国会議員団「リニア中央新幹線問題プロジェクトチーム」(責任者・穀田恵二衆院議員)は17日、国会内で会合を開き、住民から寄せられた意見や各地の調査で明らかになった現状を報告しました。
党中央委員会の「リニア中央新幹線問題対策チーム」のメンバーも参加。責任者の小池晃副委員長は「(リニア計画は)環境破壊やエネルギー浪費など多面的な問題が指摘されており、住民の関心も高い」と述べ、全党を挙げて取り組む必要性を強調しました。
穀田、小池両氏のほか本村伸子、島津幸広、清水忠史の各衆院議員と井上哲士、辰巳孝太郎の両参院議員が出席しました。
穀田氏は、いっせい地方選の争点にもなるとして、自然と生活環境を破壊する▽周辺開発に巨額の税金を投入する▽用地買収を自治体職員に任せる―などの問題点を確認。「総選挙で躍進した力を発揮し、それぞれの地域の要求・運動と結び、国会論戦や調査・懇談活動を発展させよう」とのべました。
本村氏は、JR東海が名古屋駅周辺で用地買収を始めている実態を示し、「住民の不安を無視して建設を強行する姿勢を許さない論戦を強めたい」と発言。島津氏は、南アルプスの沢を残土で埋め立てる計画や大井川の減水で下流域への影響が懸念され、「(静岡県内の)自治体から厳しい意見が出されている」と報告しました。