「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2015年2月26日(木)

西川氏疑惑 根源に企業・団体献金

穀田議員 大臣規範にも抵触

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)質問する穀田恵二議員=25日、衆院予算委

 日本共産党の穀田恵二議員は25日の衆院予算委員会で、安倍政権のもとで繰り返される「政治とカネ」疑惑を取り上げ、企業・団体献金の全面禁止を求めました。安倍晋三首相は「法人(献金)そのものに問題があるとは考えていない」と答弁し、これに背を向けました。

 大臣等の規範(別掲上)では、営利企業の役職員兼職の禁止や、大規模な政治資金パーティーの自粛などを定めており、安倍内閣も初閣議でこれを確認しています。

 穀田氏は、西川公也前農水相が農林水産業界の企業顧問を務めていたことや、パーティー券を購入してもらっていたことをあげ、「規範の精神に照らして問題だ。その人物を大臣に任命した責任は極めて重い」と追及しました。安倍首相は「(西川氏に)違法性はない」「(大臣交代で)任命責任がある」と答えただけでした。

 企業・団体献金禁止の方向が示され、政治家個人は禁止となりましたが、政治家が支部長を務める「政党支部」には献金できる抜け道が残されました。穀田氏は、現在、10政党で8921支部もあると指摘。政治資金パーティー開催を認めたことで企業・団体献金が温存され、安倍首相ら主要閣僚が関係団体の企業・団体献金とパーティー収入により、1億円前後もの巨費を得ている事実を示しました(別掲下)。

 「2013年の政界全体の企業・団体献金は87億円、政治資金パーティー収入は176億円。250億円を超えている」と述べ、「カネの力で政治が動かされていると国民が疑惑を抱くのは当然だ」と指摘し、企業・団体献金の禁止を求めました。

図

 

図

見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって