2015年3月1日(日)
3・1ビキニデー 核兵器のない世界へ扉開こう
原水協全国集会開く
NPT再検討会議へ署名集める
NPT再検討会議へ署名集める
「被爆70年を核兵器のない世界への転換点に」をテーマに「2015年3・1ビキニデー日本原水協全国集会・全体集会」が28日、静岡県焼津市の文化センターで開かれました。全国から1100人が参加。4月27日から核不拡散条約(NPT)再検討会議が開かれる米ニューヨークで、核兵器廃絶を訴える被爆者や青年らがいっせいに登壇。リレートークでニューヨーク行動への決意を表明しました。
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舞台にはニューヨークで掲げる英語の横断幕がならびます。広島で被爆し、大阪に暮らしている松山五郎さんが「世界が核兵器廃絶の合意を結ぶこと。85歳の私がニューヨークに行く意義です」と訴えると拍手がわきました。
各地の代表が、急ピッチで署名を進める取り組みを報告。山梨の代表は、笛吹市の保育園、区、自治会、農協などから、続々と署名が寄せられていることを紹介しました。
全労連の長尾ゆり副議長が主催者あいさつ。「署名をまんなかに運動を交流し、核保有国を平和の輪で包囲しよう。私たちの力で核兵器のない世界への扉をひらきましょう」と呼びかけました。
基調報告した日本原水協の安井正和事務局長は、「NPTニューヨーク行動まで残り56日に迫っている。自治体、住民ぐるみで『核兵器全面禁止のアピール』署名を全力で広げよう」と呼びかけました。
海外代表らが発言しました。「第五福竜丸」の乗組員・池田正穂さんが「みなさんと一緒にがんばっていきます」とあいさつしました。
来賓として日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の田中熙巳事務局長と、日本共産党の井上哲士参院議員があいさつしました。