2015年3月4日(水)
米軍基地で燃料漏れ
山口・岩国 ドラム缶75本分
藤本県議追及
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山口県岩国市の米軍岩国基地で、KC130空中給油機の給油設備から大量の燃料が漏れる事故が起きていたことが3日、明らかになりました。県議会で日本共産党の藤本一規県議が「県はこの事故をどう把握し、どう対処しているのか」と、岩国市民の安心安全を脅かしかねない重大な事故の詳細をただしました。
大谷恒雄総務部理事は、「中国四国防衛局に問いあわせたところ、1月20日に岩国飛行場内の燃料施設建設工事で航空機燃料を用いた試験調整中、燃料配管から最大15・1キロリットル(ドラム缶75本)程度の燃料の漏出が発生、直ちに試験をやめその日のうちに油の流出が拡散しないよう対策を行い基地外への流出はないとの回答があった」と答えました。
また、3日午前中には岩国県民局長が岩国防衛事務所長を訪ねて遺憾の意を伝え、漏出原因の究明や適正な工事管理の徹底、今後同様の事案が発生した時には速やかに関係機関に情報提供を行うなど丁寧な対応を求めたことも明らかにしました。
藤本県議が「2月4日には岩国基地にかんする協議があり、防衛局幹部や大谷理事、岩国市長が出席して基地にかんする安心安全対策についても議題になっていた。(事故について)何の報告もなかったのは問題だ」と追及すると、大谷理事は「私からも強くまた申し入れたい」と答えました。