2015年3月11日(水)
核兵器禁止署名426万
日本原水協 国連へ送り出し集会
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国連の核不拡散条約(NPT)再検討会議が4月末にニューヨークで開かれるのを前に原水爆禁止日本協議会(日本原水協)は10日、国連に提出する「核兵器全面禁止のアピール」署名の「送り出し集会」を東京都内で開きました。核兵器の非人道性が強調され、禁止を求める世界の流れが強まるなか、「核兵器のない世界を」という被爆国の願いを核保有国をはじめ各国に示すものです。
日本原水協の安井正和事務局長は、署名の全国集約で541万人(9日現在)を超え、届いている分だけでも426万4616人にのぼることを報告しました。前回2010年の送り出し集会時点の400万人より26万人多くなっています。
前回は、最終的に691万人余の署名を国連に提出しました。その後、国連本部ロビーに「署名ツインタワー」として飾られました。
「たくさんの人が署名をもってニューヨークに来て、力強い存在感を示し、各国政府にインパクトを与えてほしい」。安井氏は、国連のアンゲラ・ケイン軍縮問題上級代表の言葉を引きながら、NPT再検討会議までの残る47日間、前回の到達を上回る自主目標達成へ全力をあげようと呼びかけました。
送り出し集会では、東京、神奈川、大阪の代表や、新日本婦人の会、全労連など各団体から署名活動の経験と目標達成への決意が表明されました。