2015年3月28日(土)
制裁延長 平和的解決に必要
藤野氏 北朝鮮の挑発、批判
衆院経産委
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日本共産党の藤野保史衆院議員は25日の経済産業委員会で、北朝鮮に対する輸出入の全面禁止措置の期限延長について質問しました。
核実験など、北朝鮮による、たび重なる挑発行為は、国際社会の警告や国連安全保障理事会の決議に反すると指摘した藤野氏は、輸出入禁止措置は北朝鮮を対話のテーブルにつかせ、問題の平和的・外交的解決を図るための手段として必要だと主張しました。
藤野氏は、2012年2月の北朝鮮の核実験に対し、国連安保理が採択した決議(2094号)が「非軍事の制裁措置」を定めていることを示し、「今回の措置継続もあくまでも、対話による解決のためであり、北朝鮮を真剣な対話のテーブルにつかせることに、力点が置かれなければならない」と強調しました。
宮沢洋一経済産業相は「北朝鮮にこれ以上の挑発行為をとらせないように、毅然(きぜん)とした姿勢で取り組む」と答えました。
同委員会は北朝鮮への輸出入禁止措置を延長するための法案を全会一致で可決しました。