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2015年4月13日(月)

「イランの原則認めた」

革命防衛隊トップ 核開発「合意」を評価

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 【カイロ=小泉大介】イラン革命防衛隊のジャファリ総司令官は11日、同隊幹部らの会合で演説し、同国と欧米など6カ国が2日に結んだ核開発問題解決のための「枠組み合意」について、「イランの原則が認められた」と評価しました。6月末が期限の「最終的包括合意」に向けた今後の交渉を後押しする格好となりました。

 ジャファリ氏は同合意について、「諸問題の解決策が得られたが最終合意はこれからだ」としつつ、「6カ国はイランの(核開発における)原則とレッドライン(越えてはならない一線)を認めた」と表明しました。

 ジャファリ氏は一方で、制裁解除の手順について「曖昧さがある」と指摘。「最終的包括合意」調印と同時に制裁を即時全面解除すべきだとするイランと、核開発制限の履行を見極めながらの段階的解除を主張する欧米側との相違が解消しなければ、今後の交渉は失敗に終わるとの見方も示しました。

 イラン革命防衛隊(総兵力12万以上)は正規軍とは別のエリート組織で、政治や経済に強い影響力を持ちます。1979年のイスラム革命を指導したホメイニ師に忠誠を誓う組織として誕生し、その総司令官は現在の国家最高指導者ハメネイ師のもとでも「側近」の役割を果たしています。


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