「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2015年4月26日(日)

ネパールM7.8 死者758人

家屋多数倒壊、大規模被害

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 【ニューデリー=安川崇】ネパールからの報道によると25日午前11時56分(日本時間午後3時11分)ごろ、首都カトマンズを含む広い地域で強い地震があり、ビルや家屋多数が倒壊し、多数の死傷者が出ているもようです。ロイター通信によるとネパール内務省は同日午後、地震で758人が死亡したと発表。電話などの通信が途絶するなか、救援活動も困難を極めているとみられます。

 米地質調査所は、震源はカトマンズの北西約80キロで地震の規模はマグニチュード(M)7・8と発表。M5〜6規模の余震が続いています。

 現地テレビは病院の救急受け入れ口の外側に多数のストレッチャーが並び、点滴を受けるけが人や、倒壊家屋のがれきを素手でかき分ける生存者の様子などを伝えています。

 カトマンズ郊外の著名な観光スポットである19世紀建造のダラハラ塔も倒壊。内部で参観中の観光客が下敷きになっている可能性があります。カトマンズなど古都の旧市街では、数世紀の歴史のある木造寺院なども倒壊したもようです。

 同国第2の都市中部ポカラでの人的被害も報告されており、農村地域でも広範な被害が予想されています。山岳地帯で雪崩が相次ぎ、観光省はエベレストのベースキャンプで発生した雪崩で少なくとも8人の死亡が確認されたとしています。

 首都の国際空港は地震後に閉鎖され、ネパールに向かっていた国際線のいくつかのフライトはインドに進路を変更しました。

 揺れはインド半島の先端部まで及び、インド北部ビハール州も家屋の倒壊などで少なくとも2人が死亡したほか、新華社通信によると中国チベット自治区でも死者が出ているといいます。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって