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2015年4月28日(火)

核兵器なくそう 国連本部前まで大パレード

国際行動デー 被爆者先頭に各国参加者手を取り合う

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  【ニューヨーク=秋山豊】26日、「核兵器のない世界のための国際行動デー」として、ユニオンスクエアから、核不拡散条約(NPT)再検討会議が開かれる国連本部前まで大パレードがおこなわれました。地元アメリカの反戦家をはじめ日本と各国の参加者が手を取り合い、核兵器廃絶の波で、アピールしました。


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(写真)「核兵器を廃絶せよ」とコールしながらパレードする日本原水協の人たち(右から3人目が吉良よし子参院議員)=26日、ニューヨーク(阿部活士撮影)

 午後2時すぎ、車椅子に乗った日本被団協の中村雄子さんら被爆者を先頭に行進が出発。「グッドバイ・ニュークリアウェポン」のコールが響きます。巫女(みこ)の格好をした女性や、ゴジラの着ぐるみを着た男性もいます。

 広島で被爆し、大阪府寝屋川市で暮らす松山五郎さん(85)が、両手につえを持って歩き始めました。「最後まで歩き通しますよ」と語る笑顔の裏にかたい決意があります。

 「ニューヨークで核兵器廃絶を訴えるのは最後でしょう。それでも生きているかぎり訴え続けます。被爆者の声と、草の根の署名が核兵器を廃絶する原動力だからです」

 札幌市の男性(30)は、日本で集めた211人の署名を持ってニューヨーク行動に参加しました。「2歳の娘の将来に核兵器も戦争もない世界を手渡すため、被爆者や先人たちがつくってきた運動のバトンをひきつぎたい」

 着物姿で参加した東京自治労連の男性(30)は、千羽鶴を手渡しながら、ニューヨーク市民に署名を呼びかけていました。

 「広島を訪ね、原爆の被害にふれて涙がとまらなかったと話すアメリカ人男性が署名してくれました。日本政府は、アメリカの『核の傘』への依存をやめることを決断するときです」

 ピンクのはっぴ姿で署名を訴えた熊本県水俣市の医療事務の女性(23)は「原爆の被害にあった日本にくらす者として、世界の人と一緒に核兵器廃絶の声をあげたい」といいます。

 マサチューセッツ州の女子大学生、アレクサンドロ・ファタードさん(23)も「日本のみなさんと一緒に声をあげられることがうれしい。核兵器をなくすために協力しましょう」と語ります。

 金沢市から母親と一緒に参加した高校1年生(15)は「世界にも核兵器廃絶を求める人たちがいることを知ってうれしい。広島、長崎の被害を繰り返してはいけないという思いを共有し、核兵器廃絶の声を大きく広げたい」と力強く話しました。


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