2015年5月13日(水)
大企業に過剰資金
大門議員、政投銀基金ただす
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日本共産党の大門みきし議員は12日の参院財政金融委員会で、政府系金融機関である政策投資銀行(政投銀)につくられた「競争力強化ファンド(基金)」について質問しました。資金供給先の多くが空前の利益をあげ、巨額の内部留保をためこむ大企業の事業であり、必要性をただしました。
同ファンドは、国の財政投融資と政投銀の資金を元手に大企業が出資する事業などに投資を行います。投資予定額は1300億円。すでに設置されたファンドでは、トヨタや住友化学など大企業と政投銀が共同出資している事業が並んでいます。「5000億円規模のファンドになる」との報道もあります。
大門氏は、政投銀のあり方について、大企業支援ではなく、中小企業、環境、災害、エネルギーや医療・福祉分野に特化した投融資に転換するべきだと主張しました。