2015年5月21日(木)
国会周辺で共同緊急行動
TPP交渉から今こそ撤退せよ
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環太平洋連携協定(TPP)交渉がヤマ場となるなか、反対運動をしてきた団体・個人の共同緊急行動が20日、国会周辺で行われ、「民主主義否定のTPP交渉から今こそ撤退せよ」とアピールしました。
TPP交渉は、グアムで首席交渉官会合が15日から開かれ、“大筋合意”にむけた閣僚会合も狙われています。
安倍晋三内閣は国会決議に違反し、コメや牛肉、豚肉など重要農産物でアメリカに譲歩し、TPP合意に前のめりの姿勢をとる一方、アメリカでは労組や市民団体の反対で、米議会が大統領貿易促進権限(TPA)を与えていません。
東京・日比谷公園霞門前に北海道から九州まで約500人が集まりました。「TPP交渉からの即時脱退を求める大学教員の会」の醍醐聰東大名誉教授は「重要5品目が守れないなら、交渉から撤退すべきだ。TPPを挫折、漂流させよう」と訴えました。
緊急行動は、労組や農民団体、生協や医療団体、大学教員、弁護士など幅広い人たちが呼びかけました。「秘密交渉はやめろ」「コメの輸入拡大反対。医療を壊すTPPはいらない」とキャンドルを持ちデモ行進。衆院第2議員会館前で座り込み、訴えました。
日本共産党の紙智子参院議員があいさつし、畠山和也衆院議員が参加しました。