2015年5月23日(土)
協同組合原則を貫け
畠山氏 「農協自主改革こそ」
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日本共産党の畠山和也議員は21日の衆院農水委員会で、農協法「改正」案について、同法案が国際的に確立された協同組合原則を踏まえたものかと疑問を示し、「組合員の声にもとづいた自主的な改革を尊重するべきだ」と主張しました。
国際協同組合同盟(ICA)は、組合員による民主的管理や自治自立など七つの協同組合原則を示しています。畠山氏は、現場の組合員のところでは、十分な議論がされず、法案が合意や納得をえられたものとはいえない実態を示し、「『組合員による民主的管理』や『自治と自立』といったICAの原則に合致しない」と批判しました。
林芳正農水相は「選任は地域農協に委ねるので、自治の原則は貫かれている」などと答弁。畠山氏は、改定案では「営利の禁止」を定めた現行法8条も削除しており、「利益追求が目的化して、限りなく株式会社に接近していく」と批判しました。