2015年5月26日(火)
知恵と力を総結集して戦争法案廃案へ
山下書記局長が会見
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日本共産党の山下芳生書記局長は25日、国会内で記者会見し、26日に衆院本会議で審議入りする戦争法案について問われ、「廃案にするために党の知恵と力を総結集して、奮闘する」と決意を表明しました。
山下氏は、「戦争法案は戦後最悪の悪法だ。憲法9条のもとで、これまで自衛隊は、1人も戦死者をださず、1人も他国の人を殺さずにきた。この国のあり方を『海外で戦争する国』に根本的に作り変える悪法だ」と指摘。その最初の論戦に志位和夫委員長が立ち、論戦で問題点を明らかにしていくと強調しました。
また、山下氏は「国会の力関係を乗り越えて悪法を廃案に追い込むカギは国民の世論と運動にある」と強調。「日本列島が騒然となるような運動を党の総力をあげておこし、戦争法案反対の一点で立場の違いを超えた共闘をさまざまな地域、分野でつくっていきたい」と述べました。
そのうえで、山下氏は「国会では、戦争法案について徹底した審議、今国会での成立に反対という点ではかなりの野党が一致できる状況が生まれている。国会内での野党間の共同にも力つくしたい」と指摘。「世論調査でも戦争法案に『反対』、今国会での成立には『反対』という世論が徐々に増えている」として、「法案の危険な本質を伝えて、世論と運動で安倍政権を包囲して廃案に追い込みたい」と述べました。