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2015年6月12日(金)

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円安って何?為替はなぜ動く?

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 円安ってなんですか。どうして為替が毎日動くのですか。(長野市・40歳代男性)


円1単位のドルが減ること

 相異なる国のお金(通貨)を交換する際の交換比率を為替相場(為替レート)といいます。日本の円と米国のドルを交換するとき、1円で何ドルを受け取れるか、何円で1ドルを受け取れるか、という比率です。1ドルで何円を受け取れるか(1ドル=何円)で表すのが習慣になっています。

 日本の為替相場はかつて、1ドル=360円に固定した固定相場でした。しかし、ドルの値打ちが大幅に下がったために固定相場を維持できなくなり、1973年に変動相場へ移行しました。

 例えば、為替相場が1ドル=100円から1ドル=125円へ変動したとします。変動前は100円で1ドルを受け取れたのに、変動後は125円でないと1ドルを受け取ることができません。1円当たりで受け取れるドルが減りました。このように、受け取れる外国のお金が減っていくのが円安です。その逆が円高です。

 外国との貿易の決済や外国旅行などに、外国のお金が必要になります。それに応じるため、休祭日を除いて毎日、銀行同士が相異なる国のお金を交換(売買)しています。その際、需要と供給の関係で、交換比率(為替相場)が刻々と変化します。この売買は24時間絶え間なく行われているので、毎日午後5時の為替相場をその日の相場としています。

 (2015・6・12)


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