2015年6月27日(土)
「戦争したくなくてふるえる」
19歳呼びかけ 1000人デモ
札幌市すすきの
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「私たちの日常守りたい」と繁華街すすきの交差点で若い女性の声が響き渡りました。
19歳の女性がフェイスブックやツイッターで呼びかけた「戦争したくなくてふるえる」デモが26日、札幌市で行われ、1000人が参加。デモ後に女性たちが自分たちの言葉で戦争反対や法案反対を訴えました。
デモを呼びかけたのはフリーターの高塚愛鳥(まお)さん(19)。「戦争が怖くて戦争法案を通したくない」と思い、知人らのアドバイスもあり、デモをしようと思いました。音楽が好きでデモのタイトルは、若者に人気のある西野カナさんの曲「会いたくて震える」からとったもの。遊び仲間や無関心そうな人に興味を持ってもらいたくて、すすきのの中心でスピーチすることを決めました。
ネット上でデモの告知をすると、友人や会ったことのなかった学生たちが協力してくれ、ビラの作成や地下鉄駅頭で配布してくれました。
どんどん輪が広がり、当日は飛び入りの青年、高校生や親子づれで膨れ上がり、思い思いに楽器を鳴らし、プラスターを掲げ、「戦争したくなくてふるえる」「死にたくないから、殺したくないから戦争法案反対」とコールをしながら、行進しました。
初めてデモに参加した男性(19)=学生=は「同世代の人が立ち上がってくれてうれしい。戦争しない日本だから平和を守れている」と話しました。
高塚さんは「まさか、自分がデモをやるなんて。けれど、私みたいな子がデモをやるくらい戦争が近づいていると思うのでこれからも発信できたら」と語りました。