2015年7月7日(火)
「採決は民主主義に挑戦」
戦争法案で地方参考人質疑
塩川議員に埼玉弁護士会会長
|
日本共産党の塩川鉄也議員は6日、さいたま市で開かれた衆院安保法制特別委員会参考人質疑で、戦争法案と米軍基地被害の関係を質問しました。戦争法案と一体で進められてきた新ガイドライン(日米軍事協力の指針)の一環として、米軍横田基地(東京)へのCV22オスプレイ配備が発表されたことをあげ、「米軍基地の存在が、日本国民の暮らし、安全と相いれない状況になるのではないか」と指摘しました。
埼玉弁護士会の石河秀夫会長は「米軍が首都圏の上空を支配しているという屈辱的な独立国家がどこにあるのか」と語り、オスプレイ配備計画を批判。弁護士の倉持麟太郎氏は「基地問題はもはや主権の一部移譲みたいな話だ。そこまでしているのにこれ以上、集団的自衛権行使などの問題で付き合う必要があるのか」と述べました。
塩川氏はまた、戦争法案の国会審議が進む中での国民意識の変化について質問。
石河氏は、戦争法案反対の集会はどこでも過去最多の参加者となっていることも紹介し、「市民は法案の説明を受ければ受けるほど、問題の多い法案だとわかってきている。強行採決するようなことがあれば民主主義に対する挑戦だ」と述べました。