2015年7月8日(水)
戦争法案 平和な未来 子どもに
児童文学者ら100人 廃案求める
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幅広い児童文学者や児童書出版関係者が結成した「フォーラム・子どもたちの未来のために」の学習会が6日、東京都の専修大学で開かれ、100人以上が参加しました。
安保法案(戦争法案)の即時廃案と安倍首相の退陣を求める緊急アピール「子どもの本に関わる私たちは、戦争のない平和な未来と言論・表現の自由を奪う安倍内閣による『安保法案』の強行に反対します」を採択。
フリージャーナリストの青木理(おさむ)氏が「特定秘密保護法が目指す“未来”像」と題して講演しました。同法がつくられた経緯を「誰がつくったか」「この法律で誰が得をしたか」を軸に解説し、警備公安警察が大きく関わっていることを明らかにしました。
青木氏は仮に安保法案が成立すれば、将来自衛隊に戦死者も出ることがありうるが、メディアは「安保法制のせい」とは書かないだろうと指摘。「“これ以上死者を出させないために”といって自衛隊の情報をもっと秘密にする方向に世論が動くとき、秘密保護法は本性を現す」と警鐘を鳴らしました。