2015年7月19日(日)
戦争法案絶対廃案に 各地で集会
1万人超が「頑張ろう」
大阪
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「戦争やめて、戦争法案は廃案にしよう」―。「戦争法案は廃案に!おおさか1万人大集会」が18日夕、大阪市北区の扇町公園で開かれ、府内各地から1万人を超える人たちが集結しました。
集会は弁護士、青年、医師、宗教家、芸術家、学者、ジャーナリストなど49氏の呼びかけで開かれたものです。
参加者らは思い思いのプラスターなどを手に駆けつけました。弁護士や青年、宗教家、絵本作家など8人の呼びかけ人がスピーチ。児玉憲夫元大阪弁護士会会長が「あきらめないで、いっしょにがんばって戦争法案を白紙にしよう」と訴え、絵本作家の長谷川義史さんがウクレレをひきながら「戦争はいやや」とよびかけると参加者は共感の拍手で応えました。
3歳と1歳の子どもを連れた女性(39)=摂津市=は「子どもを絶対に戦争に行かせたくない。どうすれば廃案にできるか考え、初めて参加しました」と話しました。
集会後、3コースに分かれてサウンドカーも登場。「強行採決絶対反対」「戦争法案今すぐ廃案」とコールしながら繁華街をパレードしました。
日本共産党の宮本岳志、清水忠史両衆院議員、わたなべ結参院大阪選挙区候補のほか、民主党、社民党、新社会党などの代表が参加しました。
4000人が声を上げて
京都
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「安倍首相は市民の力をおそれている」「たたかいはこれからだ」―。京都から戦争法案強行採決に怒りの声をあげ、廃案へ追いつめようと18日、京都市東山区の円山音楽堂で大集会が開かれ、会場に入りきれない約4000人が参加しました。瀬戸内寂聴氏や益川敏英氏らが呼びかけ人をつとめる「戦争立法NO!京都アクション」の主催。強行採決後、京都では初の大規模な集会で、6月13日の同会場の参加者(2300人)を大きく上回りました。
参加者は「アベ政治を許さない」のプラカードをいっせいに掲げ、繁華街で「戦争法案、絶対反対」「安倍はやめろ」と唱和し行進しました。
京都弁護士会の白浜徹朗会長、京都府保険医協会の垣田さち子理事長、立命館大学の小松浩教授、「SEALDs KANSAI」の学生らがリレートーク。「何人殺したかをたたえあうような国を二度とつくってはいけない」(垣田氏)、「法案をとめる一番有効な手段は市民が声をあげること」(学生)と訴えました。
集会に初めて参加した男性(24)=京都市伏見区=は「安倍首相は戦争に参加できる国にしたいという本音を隠している。国民にウソをつく首相を政権から引きずりおろし廃案にしたい」と話しました。
日本共産党の井上哲士参院議員が国会報告し、穀田恵二衆院議員、倉林明子参院議員、大河原としたか参院京都選挙区候補が参加しました。