2015年7月28日(火)
戦争法案廃案へ奮闘
山下書記局長会見 「危険性を追及」
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日本共産党の山下芳生書記局長は27日、国会内で記者会見し、参院で同日審議入りした戦争法案について、「衆院での論戦の到達点にたち、法案のもつ現実的危険性、違憲性がどこにあるか、徹底した追及で廃案に追い込みたい」と表明しました。
このなかで山下氏は、同日の参院本会議での安倍晋三首相の答弁について、衆院での審議と同じで繰り返しとごまかしばかりで、国民の理解を得ようとする姿勢がなかったと批判。
また、アフガニスタンの治安部隊を支援する「確固たる支援(RS)任務」への将来的な自衛隊参加に含みを持たせたことなど、危険性も隠しきれなかったと指摘しました。
山下氏はさらに国民運動をめぐって、29都道府県につくられた「安保関連法案に反対するママの会」や、自らも参加した「総がかり行動実行委員会」による国会包囲行動をはじめ、全国各地に広がる国民の怒りとたたかいに言及。「法案の強行で、国民の怒りが高まり、『反対』の声がいっそう広がっていると実感します。主権者の声を聞かない政治はいらないという雰囲気に満ちあふれ、国民主権の大原則が生きた形で示されていると実感しました」と強調しました。その上で、「廃案を勝ち取るために国民運動の高揚に貢献できるよう全国各地で奮闘したい」と述べました。