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2015年8月8日(土)

被爆者 二度とつくらない

原水爆禁止世界大会 長崎のつどい開く

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(写真)核兵器廃絶のため各地で訴えてきた行進者から発言が続いた2015年世界大会・長崎のつどい=7日、長崎市

 ♪もう二度とつくらないで わたしたち被爆者を あの忌まわしい日を 繰り返さないで―。世界で唯一の被爆者だけでつくる合唱団「被爆者歌う会 ひまわり」の歌声に5000人が聞き入りました。原水爆禁止2015年世界大会・長崎のつどいが7日、長崎市内で開かれました。核兵器のない世界をめざす揺るぎない世論と運動をいっそう飛躍させようとの発言が相次ぎました。

 2部・文化の夕べで「ひまわり」の平原ヨシ子会長が「すべての戦争に反対し、核兵器廃絶の思いを歌い続けます」と訴えると、合唱に聞き入っていた参加者が大きな拍手を送りました。

 「核兵器のない世界を―次のステップ」と題した1部・全体会では、平和行進通し行進者らがいっせいに登壇。炎天下、被爆者が高齢を押して歩き、被爆の実相を語り広げたという報告が続きました。「廃絶までたたかおう」の発言に、会場は歓声で応えました。

 田上富久(たうえとみひさ)長崎市長が「核兵器廃絶を求める大きな流れをみなさんとともに力強く切り開いていきたい」とあいさつました。

 長崎で16歳の時に被爆した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の谷口稜曄(すみてる)代表委員は、まっ赤にやけどした背中を治療してくれた医師と再会を果たしたと証言。「命あるかぎり被害の実相を訴え続けます」と表明しました。

 政府代表としてインドネシアのムハンマド・アンショル国連代表部常駐副代表とセイコウ・ルイス・イシカワ・コバヤシ駐日ベネズエラ大使があいさつ。2人の海外代表が発言しました。

 国際会議宣言起草委員長の冨田宏治氏が主催者報告。沖縄県の稲嶺進名護市長がメッセージを寄せました。


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