2015年8月21日(金)
戦争法案廃案へ 8・30 大行動成功を
主催・賛同団体の代表発言(要旨)
20日に参院議員会館でおこなわれた戦争法案の廃案を求める「8・30 国会10万人・全国100万人大行動」の記者会見。主催者や賛同団体の代表が発言した要旨を紹介します。
解釈で憲法9条を壊すな!実行委
高田 健さん
私たちは、国会周辺で10万人、全国で100万人の大行動を呼びかけています。8・30の行動は、実行委員会だけでなく、戦争法案に反対している学生や学者、著名人や各界のさまざまな団体などに賛同をいただいています。
当日はできるだけ多くの参加者、文化人の方にも参加いただき、(廃案に追い込むために)頑張りたい。
戦争させない1000人委員会
福山 真劫さん
何としても戦争法案を廃案に追い込む。そのためには総力をあげた取り組みが必要だと思っています。
世論全体として安倍政権に対する包囲網はできつつあります。戦争法案廃案の一点で、すべての勢力が一体となり、たたかっていく。8・30をその最大のヤマ場として、最大の力をかけて頑張ります。
憲法共同センター
小田川義和さん
戦争法案は、国会審議を通じて憲法違反であることが明白になりました。憲法の制約を解釈で覆すということは、憲法9条だけでなく、憲法全体を空洞化させることになる。
法案に対する理解が広がるほど、批判の声も広がることに確信を持って、8・30集会を成功させ、戦争法案を廃案へ追い込みたい。
安全保障関連法案に反対する学者の会早稲田大学大学院教授
浅倉むつ子さん
安全保障関連法案に反対する学者の会は今年の6月に発足し、さまざまな活動をしてきました。
いま、学生と教員が共同で行動し持続しているかつてない動きが起こっています。8月30日の行動成功へ全力で活動していくとともに、26日の100大学有志の共同行動、学生と共同して行動する9月6日の第2弾の集会も成功させたい。
立憲デモクラシーの会呼びかけ人国際基督教大学特任教授
千葉 眞さん
戦後日本は、先の戦争の謝罪と反省のうえにたって、非戦型安全保障の立場を貫いてきました。自衛隊が世界で米軍の支援をするようになれば、戦後日本の努力が水泡に帰する危険があります。
8・30大行動は一人でも多く参加を広げ、私たちのメッセージを国会、日本社会、世界に発信したい。
憲法研究者、日本体育大学教授
清水 雅彦さん
自衛隊を合憲と考える憲法研究者も含め、今回の法案が憲法9条の枠を超え、解釈や立法で改憲することは立憲主義の否定だとして声をあげています。
労組、市民、学者、学生、ママなど幅広い層の人びとが立ち上がっています。憲法研究者も行動に参加し、戦争法案反対の声をあげていきます。
SEALDs(シールズ)
奥田 愛基(あき)さん
これまで他団体との協力はあまりしてきませんでしたが、8月30日の行動は、今までにない集まり方、最大規模の行動になると思います。僕たちも若者に全国から集まってほしいと呼びかけています。
法案がおかしいと思っている人は、まだまだいると思うので一歩踏み出して集まってほしいです。