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2015年8月25日(火)

初確認の害虫対処を

紙・畠山氏 農水省に緊急要請

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(写真)農水省の島田課長(左端)に害虫対策を要請する(右から)紙氏、畠山氏=24日、国会内

 北海道網走市内でジャガイモの害虫・ジャガイモシロシストセンチュウ(Gp)が国内で初めて確認された問題で、日本共産党の紙智子参院議員と畠山和也衆院議員は24日、農林水産省に対し早急な状況把握、まん延防止対策を緊急要請しました。

 Gpは欧米などに分布し、国内では初めて確認したと農水省が19日に発表。ジャガイモの根に寄生して生育を阻害し、葉の縮れや黄化をもたらし枯死に至らせ収穫量の低下を引き起こします。卵を内包したシスト(包のう)は長期間、乾燥や低温に耐えるため駆除は困難で、北海道名産のジャガイモの害虫発生に農家の不安が広がっています。

 紙、畠山両氏が土壌消毒などまん延防止に必要な資材への支援を求めたのに対し、農林水産省消費・安全局植物防疫課の島田和彦課長は、収穫したイモを食べても人体への影響はないが、枯死により収穫量が半減することもあると述べ、北海道知事に対して対策を急ぐよう要請したと答弁。政府としてもまん延防止費用の支援を行うと答えました。

 紙氏は、侵入経路の解明、営農支援、抵抗性品種の早期開発なども求めました。


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