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2015年9月16日(水)

締めくくり質疑 職権で設定

戦争法案、きょう委員会採決狙う

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 与党は15日の参院安保法制特別委員会の理事懇談会で、戦争法案について「論点は出尽くした」などとして16日の地方公聴会(横浜市)後の締めくくり総括質疑を突然提案。野党の猛反対を押し切って、鴻池祥肇(こうのいけよしただ)委員長が職権で開催を決めました。

 理事懇で日本共産党の井上哲士議員は「中央・地方公聴会は国民の声を聞き、審議に生かすためのものだ。締めくくり質疑の提案などありえない。参院の審議で新たな論点が次々でてきており、審議を継続するのが参院のあるべき姿だ」と厳しく指摘しました。

 これに先立つ、自民、民主の参院国対委員長会談で、自民党の吉田博美氏は「そろそろ出口が見えてきたのではないか」として採決に応じるよう督促しましたが、民主党の榛葉賀津也氏は「国民の理解は深まっていない」として拒否。引き続き審議を行っていくことを強く求めました。

 同日午前に開かれた与野党国対委員長会談では、野党側は「60日ルール」による衆院再可決は認められないと主張。自民党の佐藤勉国対委員長は「60日ルールは考えていない」と応じる一方で、会談後、記者団に「考えなきゃいけないときが来るかもしれない」と語り、再可決に含みを残すなど強行姿勢を崩していません。


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