2015年9月19日(土)

成立阻止に結束協力

５野党党首会談

（写真）５野党党首会談。左から２人目は志位和夫委員長＝１８日、国会内

　戦争法案の参院安保法制特別委員会での強行採決、参院本会議での緊急上程を受けて、共産、民主、維新、社民、生活の野党５党の党首らが１８日午前、今後の対応をめぐって国会内で会談しました。５党は、(1)成立阻止のために最も効果的なタイミングで内閣不信任案を提出すること、(2)法案が可決されるかどうかにかかわらず、これからも憲法の平和主義、立憲主義、民主主義をしっかり守っていくために各党が協力すること―の２点を確認しました。

　会談後の共同記者会見で、日本共産党の志位和夫委員長は「５党がしっかりスクラムを組んで、結束してたたかってきたことは、非常に大きな意義があります。院内外のたたかいと連携して最後まで力を尽くしたい」と表明。また「今後も憲法の平和主義、立憲主義、民主主義を貫く政治をつくるために結束・協力していくという内容が確認されたことはたいへんに大事だと思います」と強調しました。

　会見で志位氏は、特別委員会での強行「採決」について所感を問われ、「史上最悪の強行です。議事録を見ると『聴取不能』となっています。何が発言されたか全く聞き取れない、議事録に何も残っていないという本当に無法な採決劇です。きちっとした検証が必要です」と指摘しました。

　各党も「有効に採決が成立していたか極めて疑わしい」（民主・岡田克也代表）「手続きに瑕疵（かし）がなかったか検証しなければならない」（維新・松野頼久代表）と指摘しました。