2015年10月12日(月)
パリで戦争法反対集会
欧州遊説の被爆者ら参加
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【パリ=島崎桂】被爆者を先頭に核の脅威を訴え、核兵器廃絶と原発ゼロの国際世論を高めるため欧州を遊説中の「ヒバクシャ遊説inヨーロッパ」(主催=原水爆禁止日本協議会、原水協)の代表団は10日、パリで日本の戦争法に反対する集会に参加、在仏日本人らとともに、同法の廃止を求めました。
参加者は、「戦争させない」「アベ(首相の)政治を許さない」と書いたプラカードを手に、「戦争法を廃止しよう」「最後まであきらめない」と唱和。日韓仏の市民らが次々にマイクを握り、戦争法への懸念や、アジアでの平和・友好を訴えました。
同集会は、在仏アジア人やフランス人で構成する市民団体「ソリダ・パリ」(アジアの平和と民主主義を求める在仏市民の会)が呼び掛けたもの。同団体は先月の結成以来、パリ市内で同法への抗議集会を重ねています。
遊説団の長尾ゆり・全労連副議長は参加者を前に、日本で高揚する戦争法への反対運動を紹介。ソリダ・パリの活動を受け、「パリでも反対の声が上がっていることに、とても励まされている」「これからも力を合わせましょう」と訴えました。