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2015年10月15日(木)

若手林業者に希望を

和歌山で共産党懇談 TPPへ不安

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(写真)製材所で説明を聞く紙議員(左から2人目)ら調査団=13日、和歌山県田辺市

 日本共産党国会議員団は13、14の両日、和歌山県に林業調査に入り森林組合代表や製材業者、若手林業者と懇談し意見を聞きました。調査には紙智子参院議員、大門みきし参院議員(秘書)のほか、坂口多美子党参院選挙区予定候補、党和歌山県議団、党田辺市議団、党日高川町議団、党有田川町議団の各議員が同行しました。

 南紀森林組合(古座川町)との懇談では、木材価格の低迷で再生産が困難になっていると指摘。TPP(環太平洋連携協定)への不安が語られ、木材の輸入制限などの対策を求める意見が出ました。

 県内最大規模の製材業者(田辺市)との懇談では「若い人が林業に来る前に建設業に行ってしまう」と後継者問題が強調され、木材運搬技術を習得するには10年以上かかるなど林業の難しさが語られました。

 日高川町の四つの森林組合からは、「森林整備への恒久的な財源の確保」や若手への支援を求める要望が寄せられました。清水森林組合(有田川町)は架線を使った間伐への支援を求めました。

 若手林業者との交流では、人材育成や技術継承にもっと力を入れてほしいとの要望が出ました。紙議員は、地域の特徴に合った支援が必要だと強調。「若い世代が将来にわたって希望を持てる林業にしていくために国政を動かしていきたい」とこたえました。


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