2015年10月18日(日)
今を戦前にしないために
東京 被爆70年のつどい
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「今を戦前にしないために」をテーマに、被爆者のたたかう歴史をおり交ぜた劇やリレートークなどで憲法と平和を守り続けようと考える「被爆70年のつどい」(主催・実行委員会)が17日、東京都内でありました。
構成劇「広島・長崎はなんだったのか」を上演。「民主主義ってなんだ」とコールするシールズの国会前行動に参加する若い女性が主人公です。舞台は、青年劇場が協力し、文学座や俳優座の俳優が有志で出演しました。
日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)代表委員の岩佐幹三さんが広島の惨状を証言。長崎の被爆者・横山照子さんが家族を奪われた悔しさを語りました。岩佐さんは「戦争をしようとする国の政策を転換させよう」と呼びかけました。「ふたたび被爆者をつくらない」との被爆者のたたかいを聞く主人公は、民意を無視する安倍暴走政治を前に主権者としてのふるまいを考えます。
リレートークでは、10人が発言しました。
日本青年団協議会の照屋仁士会長は「被爆70年、戦争の痛みが薄れていく状況です。過去の過ちを忘れることはいけません」とのべ、戦争法強行について「民意にそむく暴挙。許してはいけません」と語りました。