2015年10月25日(日)
民主主義フェアに圧力
ジュンク堂渋谷店 開催を中断
東京都渋谷区の「MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店」で開催中のフェア「自由と民主主義のための必読書50」が、「陳列されている本が偏っている」などの非難を受け中断し、見直されることが24日までに判明しました。
同フェアは9月20日に始まり、戦争法に反対する学生団体「SEALDs(シールズ)」の『民主主義ってなんだ?』など、民主主義にかんする書籍を陳列していました。
10月19日に「ジュンク堂非公式」と名乗るツイッターアカウントが「うちには闘うメンツが揃(そろ)っています」、「夏の参院選まではうちも闘うと決めましたので!」などと投稿。
この内容に対し、「偏っている」などの非難が寄せられました。
副店長の男性は「本社や店に直接、はげましやお叱りの意見をいただいた。フェアは見直したうえで、再開は未定だ」と話しました。
運営する丸善ジュンク堂書店は22日、公式ホームページ上で「先日より弊社店舗におけるフェアについてさまざまな意見を頂戴して」いるとする「お知らせ」を掲載しました。
ジュンク堂利用者の中からは「大切なテーマの企画が変更されて残念。圧力に屈せずがんばって」などとの声があがっています。