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2015年10月26日(月)

団交権獲得へ再挑戦

VW米工場 労働者投票めざす

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 【ワシントン=島田峰隆】全米自動車労組(UAW)は、米南部テネシー州チャタヌーガにある独フォルクスワーゲン(VW)の工場で労働組合を結成し団体交渉権を得るための労働者投票を、再度実施することを模索しています。昨年2月に同工場で行われた労働者投票では、労組結成は反対多数で否決されました。

 UAWは23日、チャタヌーガ工場で働く労働者約165人を対象に団体交渉権を持つ労組結成の是非を問う労働者投票の実施を全米労働関係委員会(NLRB)に申請しました。同委員会は米国で労働問題の解決にあたる独立政府機関です。

 今回は昨年の投票と比べて、対象となる労働者を減らしています。チャタヌーガのUAWは同日、「われわれの目標は常に、労働契約に合意するために団体交渉権の獲得へ前進することにある」と強調しました。

 一方、米経済紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、VW側は、会社幹部が地元の労組代表と定期的に会合を開いており、その協議に応じているとしています。

 UAWは昨年2月、チャタヌーガ工場で働く約1500人の時間給労働者を対象に団体交渉権獲得の是非を問う労働者投票を実施しました。しかし地元の共和党議員や保守勢力の圧力もあり、否決されました。これを受けてUAWは昨年夏、団体交渉権を持たない支部を結成していました。

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