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2015年12月10日(木)

森山農水相 談合企業献金1112万円

紙議員追及 問題発覚後に返還

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 談合企業からの献金が問題になっている森山裕農水相(衆院鹿児島5区)は9日、参院農水委員会で、談合企業からの献金が1112万円にのぼることと、発覚後に返還したことを明らかにしました。日本共産党の紙智子議員への答弁。紙氏は、「問題が発覚しなければ、そのままにし、発覚すれば返金する。こんなことがまかり通ってはいけない」とのべ、企業・団体献金をきっぱり廃止することを求めました。

 森山氏の疑惑は、鹿児島県が発注した工事で、談合などにより受注業者や落札予定価格を決めたとして、公正取引委員会が2010年11月、独占禁止法違反で排除措置命令を出し、鹿児島県が指名停止にした業者から献金を受け取っていたというもの。森山氏が支部長を務める「自民党鹿児島県第5選挙区支部」への献金は、11年以降、14年までに献金額は913万円にのぼっています。

 紙氏は、「指名停止措置を受けた業者であることを知りながら献金を受けたのか」と追及。森山氏は、10年11月以降、今年10月まで、10社から1112万円の献金を受けたことを明らかにし、「10月19日までに全額返金した」とのべました。

 紙氏は、森山氏が13年3月に一般紙の取材に「献金が国政での活動に影響することはなく、返還する考えはない」と答えていることを指摘、「大臣じゃなく、国会議員なら指名停止業者から献金を受けてもいいということか」と追及。資金管理団体「森山会」も12年11月に、国交省発注の工事で指名停止処分を受けている高知県四万十町の建設業者の社長から処分のさなかに100万円の献金を受けていることにもふれ、「道義的責任を感じないのか」とただしました。

 森山氏は道義的責任に言及せず、「会社からもらったわけではない」と強弁しました。


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