2016年1月20日(水)
TPP・軍拡推進予算
補正案可決 辰巳氏が反対討論
参院委
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2015年度補正予算案が19日、参院予算委員会で採決され、自民、公明などの賛成多数で可決しました。採決に先立ち、日本共産党の辰巳孝太郎議員が反対討論に立ちました。
辰巳氏は、委員会での審議を通じて、消費税増税に伴う「軽減税率」について1人当たりの「軽減額」を大きく見せる政府の誇大説明が明らかになったことにふれながら「国民を欺いて負担増を押し付けるなどもってのほかだ」と審議のやり直しを求めました。
辰巳氏は経済の「好循環」の実現には格差と貧困を縮めることこそ必要なのに、安倍内閣は貧困を加速させる消費税増税にまい進していると批判。補正を加えて5兆円を超えた大軍拡予算を批判しました。
また、農業関係者の反対を押し切って「大筋合意」した環太平洋連携協定(TPP)批准署名に断固反対を表明。TPP交渉の具体的交渉経過も国民に知らせず、国会に承認を求めるなど「言語道断だ」と強調しました。