2016年1月23日(土)
高校生声上げる
来月21日「全国いっせいデモ」
自分らしく政治考え行動。とりまUNITE
安保関連法案の廃止と安倍政権の退陣を求め、高校生をはじめとした10代でデモや学習会を企画する、T―ns SOWL(ティーンズソウル)が21日、参議院議員会館内で初の記者会見を行いました。「私たちが声を上げることで、同世代をはじめ社会全体の政治への関心を高めたい」として、2月21日に「全国いっせい高校生デモ」を行うことを発表。参院選挙に向け模擬選挙や街宣を行い、「選挙の大切さや、選挙に行かないことのデメリットを伝えたい」と語りました。
戦争法廃止「野党共闘が不可欠」
「全国いっせい高校生デモ」はいまのところ、東京・渋谷、東北、大阪の3カ所で計画されています。ティーンズソウルは、安保法制に反対して民主主義や立憲主義を取り戻すことを目的とした全国の団体にデモを行うことを呼びかけています。
記者会見では、制服姿の高校生たちが今後の方針や思いを語りました。
男子高校生のタクヤさん=2年生=は「安保法制は将来私たちや私たちの子どもが当事者になる法制。だからテレビやインターネットの前で文句をいうだけで終わるのではなく、自分たちで立ち上がり、行動しようと思いました」とティーンズソウル結成の思いを紹介。「安保法廃止には野党共闘が不可欠です。高校生の目線からも共闘を呼びかけます」と訴えました。
「いろいろな意見があっていいと思うけど、この法律は前提条件の憲法に違反しており、国民も野党も、止めるために誰もが一致していきたい」と語り、『とりまUNITE(とりあえずまあ団結)』をスローガンにしていく、と話しました。
18歳選挙権に関して、男子高校生のフクダさん=3年生=が「教師も生徒も意見を出しあい、ディスカッションできる授業がしたい」と指摘。女子高校生のあいねさん=2年生=は「安倍政権を支えているのは、与党支持者ではなく無関心な人たちだと思う。日本で自分らしく生きるために政治を考えるのはかっこ悪くないし、大事なことだということを、デモや学習会で訴えたい」と話しました。