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2016年2月21日(日)

9条改憲「あきらめぬ」

ラジオ番組 首相、手続き緩和優先も

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 安倍晋三首相は20日、ニッポン放送のラジオ番組で、憲法9条について「自衛隊の存在が明記されていないというのはおかしい」として、「(任期中の改憲に)あきらめずに挑んでいきたい」と述べました。

 ただ、安倍首相は「いくら衆参で多数をえて発議要件が整ったとしても、国民投票でむずかしい状況であれば、そもそも(改定)できない」とも主張。改憲手続きを定めた憲法96条の発議要件を緩和し、改憲しやすくすることについて、「(おおさか維新の会の前代表の)橋下徹さんとも合意した」として、96条改定を優先させる考えを示しました。また、安倍首相は、おおさか維新の会について「憲法改正にしっかり挑んでいく姿勢はシンパシー(共感)を感じる」と述べました。

 一方、19日に野党5党党首が安倍政権打倒を目指し、戦争法廃止や選挙協力を行うことなどで合意したことについて問われると、安倍首相は「(与党は)特別なことはしない。われわれの政策をしっかりとすすめていく」などと主張。そのうえで「民主党全体の質問を見ていると、だんだん共産党に似てきたという傾向はたしかにある」として、「民主党には安全保障政策をしっかり考えている人たちがいる。そういう保守系の人たちにがんばってもらいたい」と述べました。

 また、衆院の議員定数削減について、安倍首相は「この国会で、選挙区割りの変更と(議員定数)10減をやりたい」と述べ、通常国会で関連法案の成立をはかる考えを示しました。


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