2016年2月21日(日)
社民党大会での志位委員長の連帯あいさつ
20日に開かれた社民党大会で、日本共産党の志位和夫委員長が行った連帯あいさつは次のとおりです。
歴史上初めての大会参加
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みなさん、こんにちは(「こんにちは」の声)。ご紹介いただきました日本共産党の志位和夫でございます。私たち日本共産党が、社会民主党の大会にこうしてご招待をいただき、ごあいさつをするのは、日本社会党時代も含めて、今日が、歴史上初めてとなりました(大きな拍手)。たいへんうれしく、また光栄に思います。これからますます親しくおつきあいをしていただきたいと思います。(大きな拍手)
私は、日本共産党を代表いたしまして、社会民主党第15回全国大会に、心からのお祝いと連帯の気持ちを申し上げるものです。
大きく広がった平和を求める共同の輪
思い起こしますと、これまでも社会民主党のみなさんとは、さまざまな場面で、肩を並べてともにたたかってきた歴史があります。
私自身で申しますと、2001年5月3日の憲法記念日の集会で、当時の土井たか子党首とご一緒に訴えて以来、その後、15年間、ほぼ毎年、5月3日といえば憲法集会でご一緒させていただきました。土井党首に続いて、福島瑞穂前党首、吉田忠智党首とともに、憲法集会に出まして、「9条を守り、9条を生かした日本をつくろう」と、ご一緒に訴え、ご一緒にパレードに参加してまいりました。
この流れが、昨年の5月3日には、3万人の憲法集会に発展しまして、共産党、社民党だけでなく、民主党、生活の党の4党が一緒に訴えることとなり、そして戦争法案に反対するたたかいでは野党5党の共同に発展してまいりました。(拍手)
私たち日本共産党は、社会民主党のみなさん、さらにすべての野党のみなさんとの、平和を求める共同のたたかいがさらに発展することを心から願うとともに、ご一緒にスクラムを組んで平和の流れを大いに発展させようではないかと訴えたいと思います。(拍手)
画期的意義をもつ5野党党首会談の合意
昨日、5野党党首会談で、「安保法制廃止、集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回を共通の目標とする」ことを確認し、国政選挙で選挙協力をすすめることを確認しました。これは、「野党は共闘」を求める国民の声にこたえた、画期的な意義をもつものです。
わが党は、誠実かつ真剣に協議に臨み、速やかな合意を得るために、全力をあげたいと思います。
参院選1人区の候補者調整では、戦争法廃止という大義の実現のために、思い切った対応をしていきたいと考えています。
野党が結集し、選挙に勝ち、安倍政権を倒し、戦争法をきれいさっぱり廃止に追い込もうではありませんか。(大きな拍手)
多くの課題で共同したたたかいを
日本共産党と社会民主党とは、政策的一致はたくさんあると思います。
みなさんの大会に提案されている「運動方針案」を拝見すると、「憲法改悪阻止と戦争法制の廃止」「辺野古新基地建設反対」「消費税増税反対」「格差と貧困の是正」「労働法制改悪反対」「TPP参加反対」「原発再稼働反対」などとあります。どの課題でも、共同したたたかいは可能だし、それを発展させていきたいと思います。
今日を、新たな契機として、共産党と社民党――両党の連帯と共同がさらに前進することを心から願うとともに、ともに力をあわせて、日本国憲法の平和主義・立憲主義・民主主義が貫かれる新しい政治をつくることを呼びかけまして、ごあいさつとします。(大きな拍手)