2016年3月2日(水)
核兵器禁止へ行動しよう
静岡・焼津 ビキニデー集会開く
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米国がビキニ環礁で行った水爆実験で、第五福竜丸をはじめ1000隻もの漁船、マーシャル諸島の島民が被ばくしてから62年目の3月1日、静岡県焼津市で「3・1ビキニデー集会」が行われました。集会の最後に、スピーチした被爆者、学生、海外代表らが登壇。参加者も全員立ち上がって「We Shall Overcome(ウイーシャルオーバーカム)」を合唱し、「日本政府を被爆国としてあるべき姿にしよう」と決意しました。
集会には2000人が参加しました。核兵器禁止と平和のために行動し、安倍政権の暴走を許さないために「全国の草の根から立ち上がり行動しましょう」とするアピールを採択しました。
主催は、原水爆禁止世界大会実行委員会と、同静岡県実行委員会。静岡県原水爆被害者の会の川本司郎会長が主催者あいさつ。世界大会実行委員会運営委員会の共同代表、野口邦和氏が報告しました。
核保有国を国際司法裁判所に提訴したマーシャル諸島共和国のトニー・デブルム前外相が初参加。「私たちが提訴したのは、補償や法的責任を問いたいからではありません。核廃絶へむけた条約の交渉を開始してほしいからです」の訴えに会場から拍手が起きました。
フランスの美帆(みほ)シボさんのほか、英国、米国の海外代表が、核保有国の運動の現状と課題について話し合いました。
中野弘道焼津市長が来賓あいさつ、SEALDs(シールズ)の林田光弘さんが連帯あいさつしました。