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2016年3月4日(金)

救済法・基金 早く

トンネルじん肺 提訴119人

第5陣の報告集会

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(写真)決意表明する全国の原告の人たち。マイクを握るのが城野さん=3日、国会内

 トンネル建設工事で粉じんを吸い込み、じん肺になったとして元労働者と遺族が大手ゼネコンを訴えた「全国トンネルじん肺根絶第5陣訴訟」の提訴報告集会が3日、国会内で開かれました。全国から原告や弁護士、支援者らが駆けつけ、会場いっぱいの170人が参加しました。

 「第5陣」は、1日に札幌・仙台・新潟・福井・松山・熊本各地裁に一斉提訴し、3日に東京地裁にも提訴しました。119人の原告が、大手ゼネコンに総額約39億円の損害賠償を求めています。

 集会では、全国トンネルじん肺根絶原告団の船山友衛団長が「謝れ、償え、なくせじん肺」のスローガンのもとで28年のたたかいにふれつつ、「対策強化を国と合意(2007年)したが、救済法や補償基金が依然としてできていない」と強調し、第5陣提訴の意義を語りました。

 第5陣原告団代表(東京地裁)の城野(じょうの)哲也さん(62)は「23年間、全国のトンネル現場で働いてきた。補償基金を早くつくって安心して働ける職場にしてほしい」と訴えました。

 与野党の国会議員約30人が参加。日本共産党国会議員団も参加し、救済法・基金創設に力を尽くすと決意表明しました。


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