2016年3月12日(土)
TPP特別委設置反対
小池氏が記者会見で表明
日本共産党の小池晃副委員長は11日、国会内で記者会見し、与党が環太平洋連携協定(TPP)承認案と関連法案を審議するための衆院特別委員会の設置を要求していることについて問われ、「私どもは特別委員会の設置には反対という態度でのぞむ」と述べました。
小池氏は、TPP協定の中身が国会決議に明確に違反し、自民党の選挙公約にも反しているとして、「それを調印したこと自体が言語道断であり、撤回しかない」と強調しました。
また、小池氏は、付属文書を含め8400ページある協定書のうち6000ページ分は日本語訳も出されておらず、交渉過程も明らかにされていないなど「国民に対して情報が開示されていないままだ」と指摘。米大統領選挙の主要候補が軒並みTPP反対の意思表示をしていることもあげ、「日本が前のめりになって急いで議論をすすめていくような状況ではない」と強調しました。