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2016年3月21日(月)

2010年参院選 収支報告書合わず 自民3氏団体に不明金

オンブズマンが告発状

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中西祐介氏(徳島)

中原八一氏(新潟)

青木一彦氏(島根)

 2010年の参院選をめぐり、自民党の参院議員による「出所不明金」などの不可解な選挙資金の実態が相次いで発覚しています。市民団体「政治資金オンブズマン」は20日までに、中西祐介財務政務官ら新たに3人の自民党参院議員の告発状を徳島地検などに送付しました。

 中西氏(徳島選挙区)の他に告発されたのは、中原八一(新潟)、青木一彦(島根)の両参院議員。

 告発状によると、中西議員は10年の「選挙運動に関する収支報告書」で、自身が支部長をつとめる自民党支部から284万円余の寄付があったと記載していました。

 ところが支出した政党支部の政治資金収支報告書には、半分の140万円余しか記載されていません。

 また資金管理団体「中西祐介後援会」からも61万円余の寄付があったと記載されているのに、後援会の収支報告書では27万円余の支出しかありません。これらの行為が政治資金規正法違反(虚偽記載)にあたると指摘しています。

 中原氏の告発状によると、「自民党新潟県支部連合会」が同氏の資金管理団体から受けたとする500万円が“出所不明金”だったとして、政治資金規正法の不記載にあたるとしています。

 青木氏については、10年の参院選の選挙資金のうち600万円が“出所不明金”だと指摘しています。

 本紙の取材に対し、青木氏、中原氏は「政党機関紙の取材にはお答えしない」とし、中西氏は回答しませんでした。


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