2016年4月4日(月)
農業ハウス被害支援を
紙氏 今冬大雪に発動求める
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日本共産党の紙智子議員は3月31日の参院農林水産委員会で、今冬の大雪で被害を受けた農業用ビニールハウスの支援を行うよう求めました。
1月17日から18日にかけて降った大雪のため関東一円で農業用ビニールハウス倒壊などの被害が発生。農林水産省は2014年の大雪被害で農業用ハウスを再建するために9割まで補助をする「被災農業者向け経営体育成支援事業」を創設しましたが、今回の被害では発動していません。
紙氏は、発動基準が「過去に例のないような甚大な気象災害等、担い手の農業家経営の安定化に支障をきたす事態」となっており、定義の説明を求めました。奥原正明農林水産省経営局長は「定義などは具体的にきめていない」と答えました。
紙氏は、農林水産省の判断で事業が発動できるとし、今ある制度を被災者に合わせて柔軟に発動するよう要求しました。森山裕農水相は、「(被害額は前回より)少額であるが、農家としてどういう被害を受けたかが非常に大事だ」と述べましたが、発動基準にはふれず、営農支援すると述べるにとどまりました。