2016年4月16日(土)
「やんばるの森」守る
沖縄代表招き オスプレイノー集会
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政府が沖縄本島北部の「やんばるの森」に米軍オスプレイパッド(着陸帯)を建設しようとしている問題で15日、東、大宜味、国頭の3村の代表を招いた「オスプレイパッドはいらない」市民の集いが東京・衆院第1議員会館で開かれました。
ヘリパッドいらない住民の会(高江住民の会)と高江ヘリパッド建設反対現地行動連絡会(高江連絡会)の主催です。
沖縄環境ネットワークの花輪伸一さんは、世界自然遺産をめざす政府の計画ではオスプレイパッド建設容認、米軍基地と軍事訓練の固定化だと批判。高江住民の会の伊佐真次さんは、米軍北部訓練場が国立公園の指定範囲から除外されていては生物多様性が守れないと訴えました。
大宜味村の東武久さんは「本当の世界自然遺産をめざすなら北部訓練場の全面返還しかないと全国に発信したい」と述べました。東村の仲嶺眞文さんは「本島の74%の水を供給する北部の五つのダムにオスプレイが落ちたらまかなえない」。国頭村の島津八子さんは「これまで村民挙げて自然を守ってきた」と語りました。
日本共産党の赤嶺政賢、池内さおりの両衆院議員、社民党の照屋寛徳衆院議員、沖縄社会大衆党の糸数慶子参院議員があいさつしました。赤嶺氏は「やんばる全体を自然遺産に登録させるために、北部訓練場の全面撤去に向けて日本全体のたたかいにしないといけない」と訴えました。