2016年4月28日(木)
東京都知事 別荘へ公用車使用
全容公表・第三者委設置を
共産党都議団が申し入れ
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舛添要一東京都知事が神奈川県湯河原町の別荘兼事務所への行き来に公用車を頻繁に使用している問題で、日本共産党都議団(吉田信夫団長、17人)は27日、知事あてに公用車利用の全容公表などを緊急に申し入れました。
同日発売の『週刊文春』は、舛添知事が昨年5月から約1年間、48回にわたり公用車を湯河原への行き来に使用したと報道。共産党都議団の問い合わせに、都側は事実を認めた上で「問題はない」と回答し、知事も同日の会見で「ルールに従ってやっている」などと答えていました。
これに対し党都議団は、多額の公費を要する公用車を毎週末のように使用することは「とうてい都民の理解を得られるものではない」と申し入れを行いました。
申し入れには吉田信夫、大山とも子、清水ひで子、あぜ上三和子、小竹ひろ子、河野ゆりえ、尾崎あや子、白石たみおの各都議が出席。▽知事の公用車利用の全容を都民に対して公表▽「第三者委員会」を設置して、知事の公用車利用の実態の検証・検討を行い、都民の理解が得られるルールをつくる―ことを求めました。
応対した都政策企画局の小池潔総務部長は「要請は知事にも伝え、検討させてもらう」と回答。都議団は「海外出張の問題と合わせ、都民の感覚とのずれに対する認識を知事は真剣にとらえてほしい」と話しました。