2016年4月30日(土)
主権者・国民の力で新しい政治を
水戸市で党演説会 志位委員長訴え
村上前東海村長ら応援演説
おくだ、小林氏決意を表明
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戦争法廃止と立憲主義回復、安倍政権打倒のために、夏の参院選で“保守王国”といわれる茨城県でも必ず勝利・躍進しようと29日、日本共産党の志位和夫委員長を迎えた演説会が水戸市の県民文化センターで開かれました。会場は満席になり、ロビーには演説の様子をスクリーンに映し出す“臨時会場”も設けられました。村上達也前東海村長ら3氏が来賓として出席し、野党共闘の前進と日本共産党への期待を語るなど市民とともにたたかう選挙にふさわしい熱気あふれる演説会となりました。「いま、主権者・国民が自らの力で新しい政治をつくり、新しい政権をつくりうる情勢。日本共産党の躍進でロマンと夢を実現していこう」との志位氏の訴えに大きな拍手と声援がわきおこりました。
おくだ智子参院比例予定候補は「日本共産党が伸びれば政治は大きく変わる」と強調。改選数2の激戦をたたかう小林きょう子参院選挙区予定候補は、環太平洋連携協定(TPP)批准阻止へ全力をあげる日本共産党の躍進を力を込めて訴えました。大内くみ子衆院茨城1区予定候補もあいさつしました。
志位氏は、衆院北海道5区補選の結果にふれ、「野党と市民との共闘が気持ちよく発展し、相手候補をもう一歩のところまで追い詰めました。みんなが力をあわせれば『政治を変えられる』という希望をつくり出しました」と強調。「“共産党と組むと票が逃げる”ということが、取り越し苦労だということがはっきりしました。これを大きな確信に、次の選挙では必ず勝とうではありませんか」との訴えに、会場から「おーっ」の声が上がりました。
志位氏は、大争点である戦争法廃止・立憲主義の回復、明文改憲を許さない問題を解き明かすとともに、暮らしと経済、環太平洋連携協定(TPP)、原発の3点にわたって訴え、日本共産党の改革提案を詳しく語りました。
この中で、政府・与党がTPP関連法の今国会での成立を断念したことを、「国会における野党の追及と国民のたたかいの第一歩の成果です」と強調。「『亡国のTPP協定案は継続でなく、撤回・廃案を』の願いを日本共産党に託してください」と呼びかけました。
原発問題について、「再稼働、原発輸出をしたいがゆえに、原発事故を『終わったこと』にして被災地を切り捨てる政治を絶対に許すことはできない」と安倍政権の姿勢を厳しく批判。「東海第2原発は停止したまま廃炉すべきと強く言いたい」と力を込めました。
日本共産党が躍進する意義について志位氏は、(1)安倍政権の暴走に確かな足場をもって対決し、転換の展望を示す(2)国民の共同、野党の共同を何よりも大切にし、共同の力で政治を変える(3)安倍政権にかわる責任ある政権構想=『国民連合政府』を提唱する―という日本共産党の三つの値打ちを丁寧に紹介。「ぜひ、野党共闘を成功させ、茨城から日本共産党の大躍進の波をつくって、ロマンと夢を実現していこう」と呼びかけると、会場からわれんばかりの拍手がおこりました。
演説会では、来賓として、村上氏、小沢一郎生活の党共同代表の支援者でつくる茨城一新会の畑静枝会長、安保関連法に反対するママ・パパの会@つくばの山中真弓共同代表があいさつしました。