2016年5月5日(木)
田村副委員長、高校生に政策語る
東京
|
日本共産党の田村智子副委員長・参院議員は3日、東京都渋谷区で開かれた「第1回東京高校生未来会議」に出席し、高校生約60人に政策などを語りました。
田村氏のほか、自民党の下村博文、公明党の樋口尚也両衆院議員、民進党の蓮舫参院議員が出席。各党代表は「最も高校生にアピールしたいこと」について発言し、田村氏は「10年間で大学の学費半額、月3万円の給付制奨学金を70万人に」と主張。「GDP比で欧米並みに教育予算を引き上げればできる。憲法が掲げる教育の機会均等の実現を」と訴えました。
議員への質問コーナーで、憲法9条への態度を聞かれました。下村氏が、国際情勢の変化を理由に明文改憲を主張。田村氏は、安保体制が日本の防衛とは無縁であることを具体的に指摘したうえで、「イラク戦争で中東に平和はもたらされなかった。日本は9条の立場で、平和外交で役割を果たせるはずです」と話しました。下村氏は、その後の発言で田村氏の指摘に反論しないまま途中退席となりました。
また、「改憲は賛成」という高校生からも、自民党や公明党による安保法制(戦争法)の強行可決を批判する意見が出されました。
質問コーナーではこのほか、いじめの問題、18歳選挙権と学校教育、LGBT(性的マイノリティー)についてなど、時間いっぱいまで多くの質問が出されました。
同日の開会式では共産党の白石たみお都議があいさつし、テーマ別の討論会にも加わりました。