2016年5月17日(火)
被爆者の声聞き核兵器禁止へ 日本原水協が行動
オバマ大統領、行動を
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オバマ米大統領が被爆地・広島を27日に訪問することが決まったことにたいし、国連認証NGOの原水爆禁止日本協議会(日本原水協)は16日、東京都内で「被爆者の声を聞き、核兵器禁止へ行動を求める」緊急アクションをおこないました。被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名への協力も呼びかけました。
日本原水協の安井正和事務局長や日本平和委員会の千坂純事務局長らがマイクを握りました。
各氏は、異口同音に「一発の原子爆弾で広島の街が破壊され、14万人もの人びとが亡くなった。生き残った18万近い被爆者のみなさんは、“ふたたび被爆者をつくるな”と訴え続けています。広島を訪問するなら、被爆者の叫びを直接聞き、核兵器禁止へ行動で示すべきです」と訴えました。オバマ氏が「核兵器のない世界」を呼びかけた7年前のプラハ演説も紹介しながら、核兵器を「抑止力」として使うのではなく、一発残らずなくすことを広島で発信してほしいとのべました。
署名への反響も大きく、現役自衛官だと話す男性が、「被爆者のようなむごい死に方をさせる核兵器はなくすべきだ」といいながら署名しました。