2016年5月25日(水)
別荘通いに政治資金?
舛添氏 議員時代からか
湯河原への有料道 100回券
公用車を使った別荘通いが問題となっている東京都の舛添要一知事が参院議員に在職時、別荘通いに政治資金を使っていた疑いがあることが24日、本紙の調べで判明しました。
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舛添氏は参院議員時代に「新党改革比例区第四支部」(解散)の支部長でした。
同支部の政治資金収支報告書に添付された領収書には、有料道路「真鶴道路」の通行券100回券1万6000円の領収書が2枚ありました。
「真鶴道路」は舛添氏の別荘がある神奈川県湯河原町、真鶴町、小田原市を通ります。
湯河原町と自宅がある東京都世田谷区との距離は約100キロ。行き来のために、この100回券を購入した疑いがあります。
しかも、2011年4月に100回券を購入し、翌年12年10月に再び100回券を購入していました。
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1回の湯河原通いに2枚の通行券を利用するため、100回券なら50往復分です。わずか1年半で使い切ったことになり、参院議員時代から、政治資金でひんぱんに別荘通いをしていた疑いがあります。
舛添氏の事務所は本紙の取材に回答していません。公用車を別荘通いに使うという知事時代の公私混同ぶりや、議員時代に別荘通いに政治資金を使っていた疑いへの説明が求められます。
(矢野昌弘)