2016年5月26日(木)
牛の死亡原因調査を
紙氏 東電などに聞き取り要求
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日本共産党の紙智子議員は10日の参院農林水産委員会で、福島県で牧草を与えた牛が死亡した問題を取り上げ、調査を求めました。
同県では放射性セシウム吸収抑制対策のため、牧草にカリウムが散布されており、カリウムが過剰になるとマグネシウム欠乏症を発症し、発熱や貧血で死ぬことがあります。
紙氏は、牛の死亡原因の調査を行うとともに、酪農家はもちろん獣医師や東京電力からも聞き取りをするよう要求。農林水産省の大野高志畜産部長は「福島県農民運動連合会からの申し入れを受けて把握した。直ちに福島県に対して事実関係、調査を依頼した」と答弁。森山裕農水相は「(同省の)地方参事官を通じて、現場の事情を聞きたい。福島県の報告を踏まえて適切に対処したい」と答えました。