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2016年5月30日(月)

環境維持は国の責任

倉林氏 アユモドキ保全訴え

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(写真)問する倉林明子議員=25日、参院行監委

 日本共産党の倉林明子議員は25日の参院行政監視委員会で、絶滅危惧種のアユモドキの生息地で進む開発計画を取り上げ、生息環境保全のため国が責任を果たすよう求めました。

 日本固有の淡水魚のアユモドキは、国際的にも保護の優先度が最も高いランクに分類され、繁殖が確認されているのは国内3カ所だけです。その一つの京都府亀岡市では、JR亀岡駅の北側に商業施設や住宅地などを造成する計画があり、川を挟んだ北側ではサッカースタジアム建設が予定されています。

 倉林氏は、アユモドキが極めて重要な種で、開発行為などの二次的環境破壊が絶滅危機の要因であることを確認。2014年に南丹市都市計画に対して環境相が「生息環境保全措置が最善となるよう」にとの意見を述べたことを示し、その保全対象地域を質問。丸川珠代環境相は「亀岡駅北地区とその周辺を一体として捉えたものだ」との認識を明らかにしました。

 倉林氏は「国が法整備や土地の買い取り、予算、人材を確保すべきだ」と要求。丸川氏は「大きな課題として受け止めており、地元関係者とも協力してアユモドキの種の保全に取り組む」と答えました。


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